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Aruba SWの初期セットアップとAruba Centralへの帰属方法について

これまでの内容(Aruba Centralを無料で試してみるAruba APの初期セットアップ方法について)で、Aruba Central・Aruba APの初期セットアップ方法を調査しました。
今回は、Aruba SWの初期セットアップ方法とAruba Centralへの帰属方法を調査しました。

■Aruba SW初期設定

まずは初期設定。参考はこちら

  1. SWとPCの接続
    • コンソールケーブルによる接続を行うが、RJ-45コネクタとマイクロUSBの両方を利用可能。ただし、マイクロUSBは別途PCにドライバが必須。
    • ターミナルソフトの設定
      TeraTerm等のターミナルソフトでは、下記の設定を実施。
       
       ボーレート:1,200〜115,200の範囲で任意
       データ:8bit
       パリティ:none
       ストップ:1bit
       フローコントロール:none
       
       ※ボーレートはSW側で自動認識される。
  1. 電源投入
    • Boot ROM起動後、Boot Profilesの番号を入力することで、起動種別を選択可能。
  1. IPアドレスの設定
    • デフォルトでユーザ名、パスワードが未設定のため、機器へのログインはEnterでOK。
    • 環境に合わせ、Aruba Centralへの接続用IPアドレス、ポート設定、DNS設定等を実施。

■Aruba Centralへの帰属方法

次にSWをAruba Centralへ帰属させる。参考はこちら

  1. Aruba CentralへのSW登録・サブスクリプションの割り当て
    • 登録させたいSWの「シリアル番号」「MACアドレス」を利用したデバイスの登録方法やサブスクリプションの割り当て方法はこちらを参照。
  1. SWの帰属
    • SWをインターネットへ接続するインターネット上のAruba Centralには、HTTPS接続を利用します。そのため、SWへのIPアドレス割り当て、DNS、FWへの穴あけ等が必要になります。※Proxy経由でのアクセスも可能
    • Aruba Central側での帰属確認
      1. Aruba Centralログイン後、画面右上の歯車マークをクリックし、アカウントホームへ
      2. アカウントホーム内、「デバイスインベントリ」をクリック
      3. 接続されたデバイスのステータスがグリーンとなっていることを確認(※サブスクリプションの事前割り当てが必要)
    • SW側での帰属確認
      1. 下記コマンドにおける
        「Activate Connection Status」が「Success」
        となっていることを確認
        ※サブスクリプションが未割り当て時:「Failure」に。
         # show activate provision
         
        なお、「Activate provision service」が無効の場合、# Activate provision service を実行。
         
      2. 強制的にAruba Centralへの接続を行う場合は下記コマンドを実行
         # Activate provision force

Aruba APの初期セットアップ方法について

前回の内容(Aruba Centralを無料で試してみる)でAruba Centralを使えるようになったので、実際にAPの初期設定やAruba Centralに帰属させていく場合を調査しました。

■Aruba AP

初期設定の流れです。こちらのURLを参考にしています。

  1. APとPCの接続
    • APはデフォルトでIPアドレスが未設定。
      そのため、

       ・DHCPによる払い出し
       ・コンソールケーブルによる設定

      のどちらかを環境に合わせて選択。
      今回は「コンソールケーブルによる設定」を選択。
  1. 電源投入
    • AP本体にコンソールケーブルを接続する。
    • TeraTerm等のターミナルソフトを使用する場合は下記のように設定。
       
       ボーレート:9600
       データ:8bit
       パリティ:none
       ストップ:1bit
       フローコントロール:none
       
    • コンソールケーブル接続およびターミナルソフトの準備ができたら、電源アダプタまたはPoE給電を実施。
    • Bootの途中で、
      「Hit <Enter> to stop autoboot:」
      が表示されるので、Enter押下。
      ※なお、電源投入後、3〜4秒で表示
  1. IPアドレスの設定
    • 下記のコマンドで設定
# 1. 設定
   setenv ipaddr <ip アドレス>
   setenv netmask <netmask>
   setenv gatewayip <default gateway アドレス>
   setenv dnsip <DNS Server アドレス>

# 2. 設定確認
   printenv

# 3. 設定保存
   saveenv

# 4. 再起動
   boot
  1. APへのログイン
    GUI/CUI共通のログインID/パスワード
     ユーザ名:admin
     パスワード:admin
     (※AOS8.5以降は、APのシリアルナンバー)
     
    • GUIからのアクセス(←基本)
      1. 有線接続
        1. PCとAPをLANケーブルにて接続
        2. ブラウザのアドレスバーに、APに割り当てたIPアドレスを入力
      2. 無線接続
        1. PCにて、SSID:SetMeUp-xx:xx:xx(xx:xx:xxはAPのMACアドレス下6桁)に接続
        2. ブラウザのアドレスバーに、下記URLを入力
          https://setmeup.arubanetworks.com
    • CUIからのアクセス
      1. ターミナルソフトからアクセス
  1. Aruba CentralへのAP登録
    1. Aruba Centralへログイン
      ※アカウントの作成方法は、こちらを参照
    2. デバイスの登録
      1. ログイン後、画面右上の歯車マークをクリックし、アカウントホームへ
      2. アカウントホーム内、「デバイスインベントリ」をクリック
      3. 「デバイスの追加」を押下し、登録したいAPのシリアル番号とMACアドレスを入力
    3. サブスクリプションの割り当て
      1. サブスクリプションキーの追加
        1. アカウントホーム内、「キー管理」をクリック
        2. 事前に購入したサブスクリプションキーを入力し、一覧に追加されたことを確認
        3. アカウントホームへ戻る
      2. デバイスへの割り当て
        1. アカウントホーム内、「サブスクリプションの割り当て」をクリック
        2. 割り当てたいデバイスにチェックを入れ、「サブスクリプションの更新」を押下
    4. APの帰属確認
      1. APをインターネットへ接続する
        (※環境によって、DNSやFWへの穴あけ等必要になるため、注意)
      2. Aruba Central上、[デバイス]-[アクセスポイント]タブより、「稼働中」or 「ダウン」の数字がカウントアップされ、該当APが追加されていることを確認

Aruba Centralを無料で試してみる

有線・無線ネットワークの設定や監視をクラウド環境から管理可能な、Aruba Centralを無料で試してみました。
無料と言いつつ、こちらで登録したデバイスにサブスクリプションを割り当てることで、商用利用していくことになります。
備忘録です。

※注意:Aruba Centralの試用期間は90日間です。それ以降も使用する場合はライセンスを適用する必要がありますので、タイミングにはご注意ください。

■HPにアクセス

こちらのページにアクセス

上記URLアクセス後。「ARUBA CENTRALを無料で試してみる→」をクリック 。すると、以下のページに遷移。
上記画面が表示されtら、「ARUBA CENTRALを試す→」をクリック。

■アカウント作成

すでにArubaのアカウントをお持ちの方はそのままサインアップへ。まだお持ちでない方はここで作成。

必要事項を記入。言語は右上から日本語を選択済み。
必要事項を記入。日本国内のClusterを使用する場合はサーバの詳細で「APAC-EAST1」を選択。

■Aruba Centralへログイン

必要事項を記入後、記載したメールアドレス当てに確認用メールが届くので、リンクをクリック。メールアドレスとパスワードの入力が求められるので、入力。

ログイン画面。登録時記載したメールアドレスとパスワードを入力。
ログイン成功後。こんな感じの画面が出るので、迷わず「今すぐ評価する」をクリック。
Aruba APやSWの登録画面が出るが、いったん無視してこちらのダッシュボードへ遷移。

できた!

パッと見た感じ、「グループ」を作成し、そこにAPやSWを帰属させて案件毎に管理、なんてこともできそう(実機が手元に無く、そこまで確認できていないが)。

SSID設定画面

ひとまず、左上のグループを「default」を選択。設定に入る場合は画面右上の「設定」をクリック。すると設定画面に遷移できる。上記は「SSIDの追加」の一歩手前。SWも同様に色々と設定ができそう。